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オーロラを見る

謎と魅力

オーロラの記録でもっとも古いものといえるものは、紀元前4世紀にギリシャのアリストテレスがその著書「気象学」に記した記述です。オーロラの研究は、このように既に古代から始まっているものの、その謎は、まだまだ解き明かされてはいないのです。そのため、その魅力に取り付かれ、一生に一度は自分の目でオーロラを見てみたいと、オーロラが見られる土地へと旅行をされる方が多いのです。

オーロラは、極地近くの地上100km〜500kmぐらいの高さに現れます。オーロラは、太陽から飛んでくる電気を帯びた粒子が地球の大気と衝突し、その時に発生するエネルギーが光となったものなのです。このオーロラを頻繁に観測することができる極地近くの地理的地域を「オーロラ帯(もしくは、オーロラ・ベルト帯)」と呼び、その中心は、北半球ではグリーンランドの北西部にある磁北極です。このオーロラ帯は、その磁北極を中心に約2,000〜 2,500㎞南をドーナツ状に取り巻いています。その広い帯の中でも、もっともオーロラが現れやすい場所は、地磁気緯度65〜70度に沿った周辺といわれています。つまり、日本よりももっと緯度の高い国でオーロラは観測しやすいのです。そして、北欧で、その位置に当たるのが、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの各北部、ラップランドと呼ばれるエリアになります。

オーロラは、どんな条件で見ることができるのでしょうか−
オーロラは、地上100km以上に現れるため、雲の高さよりも高い位置でその光を放ちます。つまり、空が雲に覆われてしまうと、地上にいる私たちは観測できなくなってしまうのです。ところが、飛行機が飛ぶ高さは高度1万メートル以上の雲の上です。そのため、オーロラを往復の飛行機の中から見るチャンスもあるのです。つまり、北欧上空を飛行機が飛んでいる間は、オーロラ遭遇のチャンスがあるということになります。

オーロラには、古くからさまざまな言葉で表現されています。オーロラという名前は、ギリシャ神話の「朝の女神」の名前から取られたとも言われています。ヴァイキングたちは、「Nordlys(ノールリース)」すなわち「北の光」と呼び、遠い海を航海する道標としていました。フィンランドでは、「Revontulet(レヴォントゥレット)(狐の火)」と呼んでいます。そのいわれは、雪原を走りまわった狐がそのしっぽで巻き上げた雪煙の光が天空に上がってオーロラになったという伝説から生まれた名前です。

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