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サーメ人について
サーメ人は、スカンジナビア半島北部とフィンランド、東はロシアのコラ半島にかけて暮らしている、フィン・ウゴール人の少数民族です。フィンランドを除いては1962年以降、正確な人口統計分析が行われていませんが、現在の人口は7〜8万人と言われています。その内、半数以上にあたる4〜5万人がノルウェーに、2万人がスウェーデンに、7,000人がフィンランド、そして約2,000人がロシアに暮らしていると言われています。
通常、サーメ人と認定されるのは、言語や出生に基づいた自己申告制で、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーでは公的な判断基準として採用されています。サーメ人は、20世紀初頭まで昔ながらのトナカイ放牧を中心とした生活を守り続け、近代的な工業やサービス産業の恵を受けるようになったのは20世紀後半以降のこと。その後は、生活様式が急変し、今日もトナカイの放牧を続けているのは、サーメ全体でも1割ほどです。
しかし、サーメの人々の中には古くからの伝統や文化も今も色濃く残っています。また、サーメ人は同じ民族でありながら、実際には、住む地域によって異なった言語や文化を有しており、その境界線は、現在の国境線とは一致しません。







